Swinging for Comfort

L.A. Jazz Scene

"L.A. JAZZ SCENE"

新しく米国西海岸地区の Live Report "L.A. JAZZ SCENE" の項目を設けました。 筆者はLos Angelsにお住まいのJazz愛好家の渡邊幸彦さん。演奏や雰囲気を臨場感溢れ伝えるReportです。

米国のLive Houseは以前と比べものにならない程の停滞で、"閑古鳥"が鳴いている等の噂を耳にしていましたが、レポートによると、往年のSoloistや、Full Bandで活躍した演奏家達が、今でも元気なところを見せてLive活動を続けている事を知りました。この"産地直送"(?)ではありませんが、活きた、生のReportを多くのJazz愛好者に読んで、楽しんで頂きたいと考え、渡邊さんに交渉し、この度掲載許可を頂いたわけです。ご期待下さい。

渡邊幸彦さんのプロ・フィル

昭和36年 慶応義塾大学卒業。慶大入学後、中学時代の仲間と今でも定期的に公演しているHawaian Band "Mapuana Islanders"を結成、Bassを担当していたが、中学校時代から魅せられたJazzへの思いはたちがたく、Full Bandの"Keio Light Music Society"に加わり活躍。卒業後仕事の関係でL.A.に赴任。定年後も定住。 音楽への情熱はたえることなく、Bass以外の楽器の演奏に興味を持ち、L.A.El Camino Collegeの音楽課程のクラスに入学。

現在、Jazz Big Band, Brass Ensembles, Clarinet Choirの三つのバンドに入り、Trombone とBass Clalinetを担当している。教科の一つで、指定されたConcertや Live に出かける内に、学生時代に聴き親しんだ懐かしのPlayerが元気で活躍している事を知り、これを昔仲間に伝えようと考え、"L.A. Jazz Scene"を書き始める。好きなPlayerは Art Pepper, Zoot Sims, 歌手はStacy Rawies, Tierny Sutton

2006年8月27日

L. A. Jazz Scene No.24 8-25-2006

訃報

Duke Jordan: 8 - 08 - 2006 デンマ−クにて死去、死因不明、享年84歳若いMiles Davisがしごかれていた1940年代後半のCharlie Parker QuintetpianistだったJordanは50年代に"Jor-du"を世に送り出し、フランスの名画Roger Vadimの"危険な関係"の音楽の数々を作曲し、50−60年代の"Dark Age Jazz?"で我々を魅了した人でした。

1948年にParker Quintetを辞めた後は、Sonny StittGene AmmonsStan Getzなどと組んで数々のレコ−ドを出しました。1970年代からは主として欧州で活躍しており、1978年には、CopenhagenDenmarkに定住してしまいました。残念ながら、当地で生を聴く機会がありませんでした。

Maynard Ferguson: 8 - 24 - 2006 腎肝不全で死去、享年78歳Stan Kenton Orchestraの"気違いBrass Section"の要だったFergusonはカナダ生まれでした。4歳でピアノを始め、13歳で既にCBC放送でorchestraとピアノを演奏したという天才Fergusonは、その後trumpetを始め、16歳の時には自分のDance Bandを持ってジャズ演奏活動を始めていました。このバンドのPianistはなんとOscar Petersonでした。

1950−53年Stan Kenton Orchestra"The Hottest Trumpeter in Jazz"ともてはやされた後、Big Band時代の終焉で1967年に解散するまで自分のバンドを率いて"気違い Brass Section"を続けました。

この後、インドに渡り精神修行の生活をし、英国に移住しバンドを再編しましたが、今度は180度の変換をとげてポピュラ−音楽志向に向かいました。その結果が大成功の"Rocky"の主題歌でした。経済的には大成功だったこの転換も、ジャズ評論家からは総スカンを喰らってしまいました。

しかし、最近の編成のThe Big Bop Nouveau BandStraight-Ahead Jazz志向への帰還と好評でした。また、昨年までは年間150回の出演をこなしての大活躍でした。

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2006年7月24日

L. A. Jazz Scene No.23 7-21-2006

84歳の歌姫:

映画"ならず者"や"紳士は金髪がお好き"などで豊満な胸と見事な脚で名をあげたJane RussellがL. A.北西300キロの所にある田舎町(Santa Maria)のホテル(Radisson Hotel)のラウンジで毎月2回、"The Swinging Forties"というショ−を組んで元気に唄っているという新聞記事が出ました。当年とって84歳、未だに最盛期を思い出させるような大柄で格好の良い姿で、懐かしの"On The Sunny Side Of The Street"や"Seems Like Old Times"などを唄い聴衆を(といっても殆どがSenior Citizensですが)魅了したとのこと。

彼女は、7年前に3番目の旦那が亡くなった後、西海岸の最高の住宅地であるMontecito市にあった大邸宅から引っ越して、息子の家族の住んでいるこの田舎町Santa Mariaに住むようになったとのこと。
このSanta Mariaは最近Michael Jacksonの少年に対する性的いたずら事件の裁判が行われ、一躍全国的に名を知られた町です。
Jane Russellは、1980年代にも、Rosemary ClooneyとJane Powelとトリオを組んでしばらくPalm Springsのステ−ジで唄っていました。歳をとっても、好きなShow Businessが忘れられないようです。
なを、彼女は5月にヨ−ロッパ旅行に出かけてこのショ−は彼女の帰国まで中止になるとのこと。
飛行機の嫌いな彼女はすべて列車と船の旅をしているそうです。

17歳の歌姫:

1年一寸前に、Ramsey Lewisが主催する"Legends of Jazz with Ramsey Lewis"というTV番組でそうそうたるジャズ演奏家、歌手に混じって新進ジャズ歌手として紹介され素晴らしい唄を披露した当時15歳のRene Olsteadは、その後、アカデミ−賞授賞式後の舞踏会で唄ったかと思うと、次は、独立記念日の大統領夫妻向けの祝賀コンサ−トで唄っているのがTVで中継されました。若いのに結構な節回しが出来、音程もしっかり、リズムの乗りも最高で、大活躍です。まだ、荒削りなところもありますが、美空ひばりが世に出てきた時のような感じがします。女優家業と2枚看板ですが、このまま経験を積んで行くと、Diana Krallを凌ぐようになるのではないでしょうか?

Fats Domino:

1950年代に流行った"Blueberry Hill"や"Ain't That A Shame"で我々もよく覚えているFats Dominoは、5月に行われた第37回New Orleans Jazz and Heritage Festivalの目玉で最終日の舞台に上がり、Hurricane Katrina災害後始めて演奏をする予定でしたが、ステ−ジにあがって顔をみせたもの体調不全で演奏はしませんでした。 78歳。 Dominoの住んでいた9th Wardはもっとも被害の大きかった地域ですが、家も全壊でピアノも記念品もすべて失い、その後健康を害し、見違えるように痩せてしまったとのことです。

Bill Miller: 6-11-06 心臓麻痺で死去、享年91歳

1998年に82歳でFrank Sinatraが死ぬまで40年以上も彼のpianistを務めましたが、譜面の読めないSinatraは全面的に彼に頼っていたとのことです。Sinatraの唄で素晴らしいピアノのイントロが入るのがたくさんありますが、その殆どがこのMillerのものです。Sinatra死後は、息子のFrank Sinatra, Jr.のpianistを務め、2週間前に転んで腰骨を折るまでJr.のドサ廻りに参加していました。

****
(上山のコメント)
このPIANISTは TUCCER、RASKINの名手と肩を並べる位の名伴奏者。記憶に間違えがなければSINATRAのALBUMN "ONLY THE LONELY" の中のナンバーで "ONE FOR MY BABY" があったと思いますが、この曲のINTROをはじめ、伴奏もこれまた絶品!!です。聴いてみて下さい。

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2004年12月19日

L. A. Jazz Scene No.22

Bob Maize Memorial on 12-8-04 at Jazz Bakery:

Ray Brown亡き後、多くの管楽器プレーヤーから好かれたwalking bassの上手Bob Maizeが11月20日に心臓麻痺で死去しました。自宅のプールに消毒用のカルキを入れようとしてビンの蓋を開けた時にガスを吸いこんでしまいそれが直接の引き金になってしまったとのことでした。

禅に傾倒していた所為か、老けた感じで、一見、70歳台ではと思っていたらなんと59歳の若さでした。その人柄と堅実なwalking bassで演奏仲間、愛好家から非常に好かれていた所為でしょう、滅多に一杯にならない会場のJazz Bakeryが立見席までできてしまう程埋まってしまいました。

約2時間の間に故人と親しかった演奏仲間がそれぞれ故人の思い出話をし、また、追悼演奏を行いました。

Trio: Putter Smith (b), Larry Koonse (g) Paul Kreibich (d)
Solos: Gerald Wiggins (p), John Campbell (p), Allan Bloardbent (p)
Quartet: Jane Getz (p), Steve Kotter (g), Paul Gormley (b), Jason Harnell (d)
Vocals: Pinky Winters with John Campbell (p) V.R. Smith with Putter Smith, Larry Koonse, Paul Kreibich

死の前日に、L.A. County Museum of Artsで一緒にJohn CampbellとPaul Kreibichとquartetを組んで演奏したCharlie Shoemake (v) と故人と長年家族ぐるみのお付き合いをしていたbest friendのPutter Smith (007-Gold Fingerの悪漢Mr.Kiddでも有名)が涙声になりながら思い出話をしていたのは非常に印象的でした。

圧巻は4人のpianistの演奏でした。一曲ずつ演奏したのですが、それぞれが全然違うスタイルの名演奏で聴衆はみな息を止めているのではと思えるくらいに音も立てずに聞きいってしまいました。こんな素晴らしい機会は滅多にないでしょう。

尚、この種の集まりは入場無料です。

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2004年8月26日

L. A. Jazz Scene No.21

Extra訃報:

David Raksin
映画の主題歌でSlow Balladの名曲"Laura"の作曲者David Raksinが8月9日、心臓疾患で亡くなりました。享年92歳。

この"Laura"誕生に当たっては色々と面白い話しがあったのでご紹介します。

探偵物映画"Laura"の監督Otto Premingerは、最初Duke Ellingtonの"Sophisticated Lady"を主題歌として使用することを主張したのですが、音楽担当のRaskinはこの映画に合わないと反対しました。金曜日にPremingerに"それなら週末に代わりを作曲して来い"と要求されました。しかし、日曜の晩になっても良いアイデイアが何も浮かばず絶望的になっていましたが、その日、当時Broadwayに出演していたモデルで歌手でダンサ−の奥さんからの手紙が舞い込んできました。最初はその手紙が何を言っているのか判らなかったので放って置き、作曲に頭を捻っていました。しかし、そのうちになんとなく気になり、また手紙を取り出して読んでいると、突然、それが縁切り状だと判りました。その途端に映画の内容とその手紙の内容とが交差して、"Laura"のメロデイ−が浮かんで来て曲が一気に出来あがり、月曜日に間に合ったとのことです。この映画の成功の後、Johnny Mercerが作詞して"Laura"は唄としても大ヒットになりました。

この映画は主演男優Dana Andrews、主演女優Gene Tierneyの組み合わせでした。ヒロイン役は最初は大女優のHedy Lamarrに出演要請がいったのですが、彼女は出演を断りました。後日、大成功の"Laura"出演を断った悔しさからか、"もし、脚本でなくて、譜面を見せてくれていたら断らなかったわ"と言ったそうです。また、Cole Porterは自分が"Laura"を作曲しなかったのが、生涯最大の心残りだと言ったとのことです。なお、TVの医者物語"Ben Casey"の主題歌も彼の作曲でした。

Elmer Bernstein
David Raksinに続いて、今度は、"The Man With The Golden Arm"の作曲者Elmer Bernsteinが8月18日に死去しました。死因不明。享年82歳。

2月には、"Fly Me To The Moon"のBart Howardが、また、3月には、"I'm Looking Over A Four Leaf Clover"のAlvino Reyと、今年は作曲者の厄年でしょうか?彼は映画音楽の作曲が多かったのですが、最初はジャズの作曲をやっていたとのことで、その集大成が"The Man..."でした。このヒットで映画界での仕事が殺到し、"The Big Valley(大平原)"、 "The Magnificent Seven"、 "Airplane"、 "Ghostbusters"と我々にも懐かしい映画主題歌を作曲しました。

なお、Cecil B. DeMille監督の"The Ten Commandments(十戒)"の音楽は総てBernsteinが作曲したのですが、その構想は、Pucciniが邦楽をオペラ"蝶々夫人"にとり入れたのに習って、エジプト音楽をこの"十戒"にとり入れたとのことでした。

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2004年8月26日

L. A. Jazz Scene No.20

The 9th Central Avenue Jazz Festival on 7-31-04:

Dwight Trible Band、 Barbara Morrison Band
Gerald Wilson Orchestra, Isaac Smith, Ernie Andrews, Nate Morgan,
Barbara Morrison, Donald Vegaが出演、ということを聞いて出かけたのですが、2日間のお祭りの初日の出演者は上記だけでした。 これに往年の女性名trumpeterでこの祭りの中心人物Clora Bryantが"The Women Entertainers on Central Avenue"と題するPanel Discussionを行い、1930−50年代にCentral Avenueのクラブで活躍した女性踊り子達の表彰を行っていました。

かってのL. A. Jazz Sceneの中心であったこのCentral Avenueでの祭典は、今年で9回目ですが、年毎に大きくなってきているようです。 L. A. Downtownの南を
南北に走るCentral Avenueの41st StreetからVernon Avenueまでの6ブロックを車両通行止にして、道沿いに各種の屋台がならびます。演奏会場は、その昔、Jazz Musiciansが屯した42nd StreetのDunbar Hotelの前の広場に大きなテントを張り舞台を構えたものでした。一昨年までは、舞台も客席も炎天下で大変でした。今年は予想以上の人出で、テント内の椅子席は満杯、遅く行った我々は、またまた、炎天下の立ち聴きになってしまいました。なを、残念ながら、懐かしのDunbar Hotelは今は荒れ果てて見る影もありません。

この一帯は元は黒人の町だったのですが、今は住民はメキシコ系が圧倒的に多くなりました。但し、このお祭りに来て屋台に屯したり、演奏を聴いているのは殆どが
黒人で、メキシコ系が少し、白人はパラパラといった具合で、日本人は、勿論、アジア系もまず見かけませんでした。街はメキシコ系に占拠されてきているとはいえ、かって、栄えた"Central Avenue District"を懐かしがる多くの着飾った黒人が集まってきて歩きまわり演奏を聴いているのを見るのは非常に興味深いものでした。

以前から、新聞のClub Listingで"CJS Quintet"というバンドの名前は見ていたのですが、どんなスタイルのものか知りませんでした。メンバ−には、Hermosa Beachによく現れるArt Hillery(piano)とDerryck King(drum)が入っていたのでBebopが聴けるのではと期待していると、やはりChuck Johnsonが、太い艶のある音色で、物凄い勢いのソロを始めました。一瞬、Charlie Parkerがtenor saxを吹いているような感じがしました。 これに対して、trumpet/flugelhornのJames Smithが柔らかな音色で流れるようになめらかなソロで追いかけていました。これにGerryck Kingのdrumsですから、のりにのった演奏でした。

後で聞いたら、このCJS Quintetは一昨年のLong Beach Jazz Search Competitionで"The Mainstream Jazz Artist of the Year"に選ばれたとのことでした。この競技は、5週間の週末にわたって行われ、improvisational ability, stage presence, musicianship, ensemble abilityが放送関係者、ジャズ評論家、ジャズ演奏家、プロモ−タ−によって審査されるというものだそうです。当然凄いバンドなわけです。

次ぎがDwight Trible Band。設定が終るとflute2人とpiano/bass/drumsにpercussionsを2人従えて、白いロ−ブを来た小柄な黒人(Dwight Trible)が出てきました。Afro rhythmのexoticなジャズが聴けると期待したのですが、Tribleが声を張り上げて間延びのした奇妙な節の唄を一人で唄い出しました。これが延々と続き、まるで変なお経を聞いているような感じになりました。どうやら声を楽器として鳴らしているようでした。なかなか楽器演奏が出てこないし、"お経"を聞いているのも面白くないので早々に引揚げてきてしまいました。この後の、クラブで聴くと味のあるBlues singerのBarbara Morrisonも野外舞台では絶叫型の唄になってしまうのでこれもパスしました。
残念ながら、big namesの出る日曜日のコンサ−トには行けませんでした。

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2004年8月26日

L. A. Jazz Scene No.19

Zane Musa & Two Guitars at Hermosa Beach Pier Plaza on 7-29-04:

Zane Musa (alto sax)
Dave Koonse (guitar)
Joe Gaeta (guitar)
McCurdy (drums))
Putter Smith (bass)

夏になると、Hermosa Beach市が客寄せの為に、毎週木曜日にThe Lighthouse といっても、非常にカジュアルな設定で、バンドスタンドなどなく、演奏は店の前に邪魔にならないように、開いたスペ−スにセットをかまえて行われます。

この夜は、hard-bopperのZane Musaとbebop guitar Dave Koonseにswing/pops guitarのJoe Gaetaと面白い組み合わせでした。
Koonseが柔らかな音でコ−ドソロを多くとり入れて地味に弾くのに対して、Gaetaはヴォリュ−ムが大きく叩きつけるような感じで弾くので、その対照が面白いguitar duoでした。

これに対して、アルトのZane Musaの演奏は物凄い勢いのソロでした。その信じられないくらいに早い指使いと音域の広い滑らかなフレ−ズは、一瞬Phil Woodsではと思わせるようなのりにのった演奏でした。 隣に立って聴いていた通らしい人は、"Cannonballの再来だ!"なんて言っていました。彼の技巧だけでなく、聴衆を惹きつける踊るような演奏振りからしても、スタ−になる素質を持っています。

Roy McCurdyはずっとCannonball Adderley Quintetのdrummerだったようですが、地味にギタ−のバックで叩いていたのが、Musaの物凄いソロになると、生きかえったように素晴らしいdrummingを披露していました。流石です。

大柄ないかつい容貌のBassist Putter SmithはSuperSaxのMed Floryと同様に俳優業との二股をかけています。彼の出演で有名なのはJames Bondの"Diamonds are forever"での悪役Mr. Kiddで、火のついた焼肉の串でSean ConneryのJames Bondに襲いかかるのですが、007にシャンペンをかけられて逆に自分の火を被り焼け死んでしまうというシ−ンをご覧になった方が多いのではと思います。頭の前半分は禿げて、後ろに残っている髪を長くたらしているといっった、いかにも、悪役の容貌ですが、ベ−スの方は非常に地味なwalking bassでした。

これだけのプレ−ヤ−が揃っていたのですが、野外で夕方になって風が吹き出し少し寒くなってきた所為もあってか、残念ながら、真剣に聴いているのは10人程度、
後は通り掛かりの人々が一寸立ち止まって見て行く、といった程度の寂しいコンサ−トでした。

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2004年5月19日

L. A. Jazz Scene No.18

Ryoko Moriyama at Jazz Bakery on 5-8-04:

うっかりして見逃してしまったのですが、森山良子がJazz Bakeryで一日だけのコンサ−トを日曜日の昼間に行いました。 Jazz Bakeryでは、通常、日曜日は有名jazz playerの試験的なbig bandや大学、高校のbig bandがスポサ−の資金援助をうけてコンサ−トをやるのですが、この日は、日系の飲食関係の無料紙"Sushi & Tofu"とオ−ロラ基金(?)がスポンサ−になっていました。その後の記事を見ていないので、コンサ−トが大成功だったかは不明です。
彼女は今後はジャズを唄い続けるのでしょうか?他では売れなくなったのですか?

森山良子はフォ−クソングの歌手だとばっかり思っていたのですが、ビックリでしたが、日本で既にMichael Breckerを入れたThe Vanguard Jazz Orchsetraと"The Jazz Singer"と題する最初のジャズアルバムを出しているとか。
昔、彼女の祖父はサンフランシスコで写真屋をしたし、父親は米国生まれのtrumpet吹きで、第二次大戦開始前に、仕事を求めて日本に渡り、日本のジャズの草分けとなったとのこと。彼女自身まだ米国籍をもっているかもしれませんね?
なを、今回はL. A.以外に、New Yorkの"Blue Note"とOaklandのLive House"Yoshi"でも出演するとのことでした。

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2004年5月19日

L. A. Jazz Scene No.17

Adam Schroder Quartet at Sangria on 5-12-04:

Adam Schroder(baritone sax)
Kevin Kanner(drums)
Harish(bass)
? (guitar)

珍しくbaritone saxが聴けるというので、またSangriaWednesday Jazzを訪れてみました。 若い無名のプレ−ヤ−ですが、このSchroderはバスケットボ−ル選手かと思うほどの長身でbaritone saxをtenor saxのように身体の真中に置いて軽快にbebopを吹いていました。その非常にmelodiousなソロは、Stan Getzがbaritoneを吹いているのを思い出させるような感じでした。
Bassが見たことがあると思ったら、前週のIsaac Smith Bandで弾いていた人でした。ジャズ界では珍しいインド系の人で、USCを今年卒業したとのこと、結構堅実なwalking bassを弾くので、今後色んな演奏者から付き合ってもらえるのではと思います。

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2004年5月19日

L. A. Jazz Scene No.16

Isaac Smith & His Expresion Band at Westin LAX Hotel on 5-5-05:

Isaac Smith(bass trombone)
Onaje Murray(vibe)
Richard Grant(trumpet)
Koran Harrison(drums)

Harish(bass) (Jeff Littletonの代わり)
? (alto sax)  (Ralph Mooreの代わり)
? (piano) (Donald Vegaの代わり)

Isaac SmithClayton-Hamilton Orchestraでbass tromboneを吹くsoloistですが、bass tromboneとは思えない綺麗な高音を出します。
予定では、Ralph Moore(tenor sax)Donald Vega(piano)Jeff Littleton(bass)という錚々たるメンバ−の入ったSextetだった筈ですが、この3人は欠席で、その代わりに、Isaac Smithが教えるUSC(南加大)の修士課の学生が現れました。その4人の内、alto sax, piano, bassは冴えなかったのですが、trumpetのRichard Grantは、その清んだ音色とテクニックの素晴らしさはSmithのtromboneと良い勝負になっていました。但し、Smith(tb)Murray(v)のbebopソロに対して、スゴイhardbopなので非常に対照的でした。

曲目は多くがParker/Gillespieのものでしたが、面白かったのは、Smithが曲の終わらないうちに次ぎの曲のイントロを吹き始めて、Groovin' High, Star Eyes, Now The Time, Scrapple From The Apple, Ko Ko, Ornithology, etc.全く途切れのない演奏を40−50分も続けていました。メロデイ−奏者は交代で休めるので良いでしょうが、殆ど弾きっぱなしのリズムセクションは大変だったでしょう。
もっとも皆若い学生なので平気な顔で演奏を続けたのかもしれません。

Isaac Smithのbass tromboneは綺麗な高音域での早いソロを盛んにやるのですが、やはり、bass tromboneの音は一寸こもった感じで他のソロ楽器に押されて折角の素晴らしいソロがボケてしまいます。特にGrantの華麗なtrumpetに圧倒されてしまいました。 静かな所で、bass tromboneとリズムセクションだけの演奏なら素晴らしいのではと思います。

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2004年5月19日

L. A. Jazz Scene No.15

Ron Muldrow Quartet at Sangria on 4-28-04:

Ron Muldrow(guitar)
Miller Pertum(vibe)
Gerryck King(drums)
No Show(bass)

当日のListingを見ると、何回か聴いたことのあるRonald Muldrowはあまり面白くないギタ−だし、他は知らない連中だったので、あまり気がすすまなかったのですが、散歩に出たついでに、久し振りにHermosa BeachSangriaに寄ってみました。 来る筈のBassistが現れなかったので、basslessのguitar/vibe/drumsトリオでは冴えないなあと思ったのですが、ギタ−のMuldrowがソロでもbass lineを入れて弾いていたので、かなりまとまったswingする演奏になりました。しかも、3人ともbebopを快調に飛ばすので聴き惚れました。 
これまでに聴いたMuldrowは、fusion系のソロばかりやると思っていたのですが、今回は一緒に演奏をすることが多いらしいVibeのMiller Pertumとbebopを演奏していました。

Vibeはありふれた感じの演奏だったのですが、drumsが上手いのでビックリしました。このdrummerは非常に軽い叩き方をする人で、お恥ずかしい話しですが、ドラムでもbebopを叩くのだなあというのが始めて判りました。あとでinternetsearchで探してみたら、このGerryck KingRay Brown Trio (Ray Brown/Gene Harris/Gerryck King)Plus Red HollowayのCD"Soular Energy"などで叩いていました。相当なdrummerです。

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