電気工事って?

  電気工事とは,第二種電気工事士(国家資格)もしくは第一種電気工事士(国家資格)という有資格者が,一般住宅・ビル・工場等に電気を供給する仕事です。私生活の中で電気の通り道を見かけることがあるでしょうか?そうです,電気の通り道は地中や屋根裏,壁の中,床下等それほど見かけるものではありません。そういったところに電線を配線し,コンセントや照明,エアコン等の電気機器に電気を供給するのが仕事です。そのほかにも,電気は使いようによっては便利なものですが,大変危険なエネルギーです。そのための安全管理などを施すのも電気工事の大切な仕事です。そのほかにも,設計,積算,見積もり,検査などができなくてはなりません。

どんな勉強をするの?

電気工事の仕事をするためには,資格が必要です。その資格を取得するために大きく分けて学科実技を習得する必要があります。

学科  電気理論・電気工事・電気応用・電気機器・材料・測定検査・配電配線設計・電気法規等
実技  器工具使用法・電線接続作業・電気工事作業・測定検査作業

 そのほかにも

学科  生産工学・安全衛生・自動制御
実技  電気機器修理作業・自動制御作業・安全衛生作業・自由研削砥石特別教育・アーク溶接特別教育・コンピュータ操作基本実習

 などがあります。
 
 これからはIT時代に合わせてコンピュータ(PC),情報技術も導入していきます。

どんな資格が取れるの?

 在学中に取れる資格には以下のようなものがあります。

取 得 可 能 資 格 内      容
 第二種電気工事士免状  一般用電気工作物(600V以下)の電気工事に従事することができます。
 アーク溶接特別教育修了証  アーク溶接を使うことができます。
 自由研削砥石特別教育修了証  グラインダーと呼ばれる砥石の刃を交換することができます。
 ガス溶接技能講習修了証  ガス溶接,切断の金属加工ができます。
 技能士補  2級技能検定の学科が免除されます。また,受験に必要な経験年数も短縮されます。

 その他にも努力次第で以下のような資格も取得できます。

 第三種電気主任技術者  事業用電気工作物の工事,維持及び運用に関する保安の監督を行う。
 第一種電気工事士免状  一般用電気工作物(低圧)及び自家用電気工作物(高圧)の電気工事に従事することができます。
 消防設備士  消防設備等の工事及び整備を行うことができる。

就職は?

  主に県北地域の電気工事業の会社に就職します。ほかにも電気関連企業やその他の企業にも就職しています。また県外からも求人が寄せられています。

入学するには?

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