利根川と横利根川の水面の高さの違いを調節して船を通す門で、大正3年(1914)から約7年の大工事の末、大正10年(1921)に完成した我が国最大級の規模を持つ煉瓦造複閘式閘門で、利根川の明治改修事業で唯一現存するシンボル的施設です。
横利根閘門は利根川が増水したときに、洪水が霞ヶ浦に逆流しないように、また増水時でも船舶の航行が可能なように当時の最新技術を用い日本人技術者のみによって建設されたもので、約80年経った現在でも利用されている現役の閘門です。
横利根川閘門の設計及び施工の水準は高く、我が国における価値により平成12年5月、重要文化財に指定されました。

現在は釣り舟を中心に年間千〜二千隻の利用があり、明治・大正時代のもので今も利用されている閘門は全国でも数少い。 すぐ下流には、横利根水門もあります。


春には桜が咲き、水面に桜の花が映り美しさが倍加されます。
晴れた日には、絵を描いたり写真を撮る方が大勢訪れます。
閘門のある横利根川では多くの人が、釣りを楽しんでいます。


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