町立歴史民俗資料館では、
平成12年5月9日より7月2日までの間、
〜木本大果展〜を開催いいたします。 近くに、お越しの節は、是非お立ち寄りください。 お待ちしております。
休館日:毎週月曜日・国民の祝日・月の末日
開催にあたって
木本先生は師の松本楓湖の没後、日本画の伝統を基礎として新しい日本画の創造に取り組んでいた荒木十畝と活動しますが、その十畝も昭和19年に没しました。 その後、伊東深水から鎌倉にあった自宅に招かれ、自身が顧問を務める「日月社」への入会を熱心に勧められました。 当時は堂本印象などの青甲社、川端龍子などの青龍社、その他幾つもの芸術団体が組織され、それぞれに展覧会を開催するなど表現の場が増えるに従い、その団体を益々発展させようとする風潮がありました。 日月社もそうした団体の一つで、影響力の大きな団体でした。 しかし、所属していた読画会を離れず、院展と日展との大きな流れの中で信念と共にひたすら自身を磨いた画家木本大果は、「心技体は相撲だけではないネ。」と笑顔で語ります。 近代日本画の激動の時代を歩んできた生き証人として、これからも益々ご活躍されますことを願って止みません。